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食べる花のある暮らし

[cu:食文化]食べる花のある暮らし

Mekiki Point

花や植物を自然と生活に取り入れて暮らす、心に余裕を持つ日々のすすめをmekiki!

The edible flower lifestyle
ー食べる花のある暮らしー


季節ごとに移り変わる庭の花を眺めたり、テーブルや玄関に一輪の花を飾ったり、花がある暮らしは憧れ。今回、そんな暮らしを実現する田中愛子さんを訪ねた。花や植物を自然と生活に取り入れて暮らす、愛子さんの心に余裕を持つ日々のすすめ。
花がある暮らしを実現する田中愛子さん



●その時その時を愉しむ 自然を感じる庭づくり
なだらかな坂道の先にある閑静な住宅街の一角。主宰する料理教室の隣に、愛子さんの自宅はある。趣ある和様式の門をくぐると、そこには緑豊かに生い茂る庭。野菜やハーブを摘んで料理に使えるようにと、「キッチン&ハーブガーデン」と名付けたのだとか。ウイキョウ、ローズマリー、レモングラス、イタリアンパセリ、オリーブの木、スダチ、キウイ、シソ、トマト、ナス・・・。取材に伺った夏の終わりの庭には、たくさんの植物が共生していた。虫が付いたり、寒くなれば枯れてしまったり、繁殖しすぎたり、思い通りにいかないことも多い庭づくりだというが、「心に余裕を持てば、それも愉しめるようになる。トンボが飛んでいる、秋が来るのねって。自然の中で生きていると実感できる。植えて、育てて、採って、食べる、そんな当たり前だけど、ありがたいということにも気づくことができた」と話す。今は、それを食育という形で子供から大人にまで幅広い人々に伝える日々。愛子さんは、花や植物に囲まれながら、自然体で暮らしている。
「キッチン&ハーブガーデン」



●簡単なおもてなし料理
花やハーブは、おもてなしの雰囲気をより一層高めてくれる。「料理が華やぐでしょう」と、愛子さん。ラベンダーなどのハーブの花を天ぷらにしてもてなすことも。「お店ではあまり見かけないけれど、ハーブも花を咲かすの。育てている人の特権ね」。ハーブの花にも、葉と同じように香りがあっておいしいのだと教えてくれた。他にも、サラダや魚、肉料理、調味料や保存食まで、何にでも使える。「海外では花やハーブをたっぷりと料理に使う。その方がおいしいし、見た目にも美しい」。花やハーブは、料理の幅を広げてくれるものなのだ。
簡単なおもてなし料理



●暮らしへの取り入れ方
料理はもちろん、いろいろな形で暮らしに取り入れることができる。テーブルや玄関に飾って、花や緑を生活空間に取り入れるのも癒しのひとつ。他にも、例えばクローゼットの中の防虫剤。ハーブをクッキングペーパーにのせ、レンジで温めて水分を飛ばし、麻袋に入れたらでき上がり。オイルとハーブを一緒に煮れば、虫除けにも。ヴィネガーやオイルに漬ければ、保存もできて好きな時に簡単に料理にプラス。ガラスの器を使えば、見た目にもおしゃれだ。「何にでも使えるのよ」と、愛子さんはいろいろなことに試しているのだそう。
花とハーブは、料理はもちろん、いろいろな形で暮らしに取り入れることができる



●花とハーブを使った手作りアイテムの一例
花とハーブを使った手作りアイテム
フレーバーオイル…………………ウイキョウの花・葉・茎、タイム、ニンニク、オリーブオイル
フレーバーヴィネガー……………ローズマリー、レモン、ヴィネガー
ハーブシロップ……………………砂糖、水、お好みのハーブ
虫除けスプレー……………………レモングラス、ラベンダー、オイル
虫刺されスプレー…………………ローズマリー、タイム、ウオッカorエタノール、水
防虫袋………………………………ラベンダー、ペパーミント、レモングラス
入浴袋………………………………ローズマリー



●Interview-インタビュー-
大阪樟蔭女子大学教授 田中愛子さん
大阪樟蔭女子大学教授  田中愛子さん

国際食学料理家フードフィロソフィスト、食育ハーブガーデン協会理事長、日本ハラール協会理事、料理研究家、日本料理国際化推進協会理事、リスタクリナリースクール主宰。大阪生まれ。結婚後、料理家・吉岡昭子氏のもとで日本伝統の家庭料理の基礎を学ぶ。その後夫の仕事でニューヨークを起点に世界各地へ渡航し、世界の家庭料理、食文化を研究。2009年に「食育ハーブガーデン協会」を設立。その理念である「食卓のフィロソフィー」が大きな反響を呼び、企業、各種施設、学校など100以上から支持を集める。NHK「きょうの料理」への出演ほか「食」のエッセイや海外取材などメディアでも活躍の場を広げている。新刊に『食卓の上のフィロソフィー』、他著書多数。

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